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犬・猫が吐いた…原因と病院に行くべき5つの判断基準|獣医学的に解説

犬・猫が吐いた…原因と病院に行くべき5つの判断基準|獣医学的に解説

PETTAS 編集部

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「また吐いた…様子見でいい?」と迷う飼い主必読。犬猫の嘔吐を危険度別に分類し、今すぐ受診すべき5つのサインを獣医学的根拠で解説。チェックリスト付きで今すぐ確認。

目次(8)

「さっきご飯を食べたのに、もう吐いてる…」そんな経験、犬や猫を飼っていると一度はあるんじゃないでしょうか。

実は、犬は人間よりもはるかに嘔吐しやすい構造を持つ動物で、嘔吐反射の閾値が低いことが獣医学的に知られています。一方で猫の嘔吐は「毛玉だから仕方ない」と見過ごされがちですが、月に2回以上吐く場合は何らかの疾患が潜んでいる可能性があるという研究結果もあります。

この記事では、犬猫の嘔吐の主な原因から「今すぐ病院へ行くべき5つのサイン」まで、具体的な判断基準を解説します。特に暖かくなってきたこの時期、熱中症や誤飲・誤食リスクが高まるタイミングでもあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。


犬猫が嘔吐する主な原因:「生理的」と「病的」を分けて考える

嘔吐の原因は大きく2種類に分かれます。生理的嘔吐(心配の少いもの)と病的嘔吐(受診が必要なもの)です。

生理的嘔吐の代表例

  • 早食い・食べ過ぎ:食後10〜30分以内に、消化されていない食べ物をそのまま吐き出す。泡状でなく、形が残っている場合が多い
  • 空腹による胃液の嘔吐:早朝や食事前に黄色い液体を吐く。空腹性嘔吐とも呼ばれ、1日1食や給餌間隔が長い場合に起きやすい
  • 草を食べた後:犬が屋外で草を食べて吐くのは本能的行動で、多くは問題なし
  • 猫の毛玉(ヘアボール):グルーミング時に飲み込んだ毛が消化管でまとまり、月1〜2回程度吐き出す

病的嘔吐が疑われるケース

  • 異物の誤飲:おもちゃの部品・ビニール・骨のかけら・観葉植物など
  • 感染症・ウイルス:パルボウイルス(犬)、汎白血球減少症(猫)など
  • 膵炎・胃腸炎:油分の多い食事や突然の食事変更がきっかけになりやすい
  • 腎臓病・肝疾患:慢性的な嘔吐の背景に潜んでいることがある
  • 熱中症:体温が39.5℃以上になると嘔吐・ぐったりが起きる。この時期特に注意が必要

今すぐ病院へ!受診すべき5つの危険サイン

「様子を見る」か「今すぐ受診」かを迷ったときは、以下の5つを確認してください。1つでも当てはまれば、その日のうちに動物病院へ向かうことを強くおすすめします。

⚠️ 危険サイン チェックリスト

  • 1時間以内に3回以上吐いた(短時間の繰り返し嘔吐は重篤な疾患のサイン)
  • 血液が混じっている(赤い血、またはコーヒーかすのような黒い吐物)
  • お腹が異常に張っている・硬い(胃拡張・腸閉塞の可能性)
  • ぐったりしている・意識がぼんやりしている(脱水・ショック・熱中症の可能性)
  • 異物を食べた直後、または食べた可能性がある(腸閉塞・中毒のリスク)

緊急ではないが早めに受診すべきケース

  • 1週間に2回以上の嘔吐が2週間以上続く
  • 体重が1ヶ月で5%以上減少している(例:5kgの犬なら250g以上)
  • 食欲はあるのに吐き続けている
  • 老齢(犬は7歳以上、猫は10歳以上)で急に嘔吐が増えた

飼い主がやりがちな間違い:「様子見」が危険なパターン

SNSでもよく見かける「とりあえず1日様子見ます」という対応。生理的嘔吐なら問題ないケースもありますが、以下のケースでは命取りになることがあります。

❌ 間違いパターン1:「いつも吐くから大丈夫」と慣れてしまう

慢性嘔吐は「体質」ではなく、消化器疾患・食物アレルギー・炎症性腸疾患(IBD)などのサインである場合があります。猫は特に症状を隠す習性があるため、頻繁に吐く状態を「普通」と判断するのは危険です。

❌ 間違いパターン2:吐いた直後に水や食事を与える

嘔吐直後の胃は刺激に敏感です。吐いた後は2〜3時間は絶食・絶水が基本。その後、少量の水から様子を見て、食欲が戻るようなら薄めのごはんを少量ずつ与えます。ただし12時間以上食欲・飲水がない場合は受診を。

❌ 間違いパターン3:暑い日の散歩後の嘔吐を「疲れ」と判断する

気温が25℃を超える日の散歩後に嘔吐した場合、熱中症の初期症状の可能性があります。呼吸が荒い・よだれが多い・ぐったりしている、のいずれかが重なっていれば即受診です。散歩から帰ったらまず水分補給と体温確認を習慣にしましょう。

散歩中の水分補給には、犬用散歩給水ボトル 折りたたみ 350ml が使いやすくておすすめです。


嘔吐の「見た目」で原因を推測する早見表

吐物の特徴考えられる原因緊急度
未消化のフード(食後すぐ)早食い・過食
黄色い液体(朝・空腹時)空腹性嘔吐低〜中
白い泡状胃液・空腹・軽い胃炎低〜中
毛のかたまり(猫)ヘアボール
血液混じり(赤・黒)出血・潰瘍・中毒高・即受診
茶色・悪臭が強い腸閉塞の可能性高・即受診
透明・水様大量飲水後・胃炎
草・植物片草食い後(犬)低(毒性植物は高)

嘔吐を繰り返す子への日常ケア:3つの予防ポイント

1. 給餌の回数・量を見直す

早食い・過食による嘔吐は、1日の量を変えずに給餌回数を増やすだけで改善することが多いです。成犬なら1日2〜3回、子犬・シニア犬は1日3〜4回が目安。フードパズルや早食い防止ボウルを使うのも効果的です。

2. 食事内容の急変を避ける

フードを変える場合は7〜10日かけて少しずつ切り替える(旧フード75%→50%→25%→0%と段階的に)。突然の切り替えは胃腸炎を引き起こしやすいです。

3. 腸内環境を整える

慢性的な消化器トラブルを持つ子には、乳酸菌サプリメントが補助的に役立つ場合があります。

腸内環境の改善は数週間〜数ヶ月かかるため、継続が大切です。


今日からできる3つのアクション

  1. 吐物の写真を撮っておく:色・形・量を記録しておくと、病院での診断がスムーズになります。スマホで1枚撮るだけでOK
  2. 嘔吐の記録をつける:「いつ・何回・何の後に吐いたか」を記録する習慣をつける。月に2回以上の場合は獣医師に相談
  3. 散歩後の水分補給と体温確認を習慣化する:気温が高い日は散歩から帰ったらすぐに水を飲ませ、耳の内側や脇の下で体温を確認する

よくある質問

Q1. 犬が草を食べて吐くのは病気ですか?

A. 多くの場合は本能的な行動で、病気ではありません。ただし農薬散布された草・毒性のある植物を食べた可能性がある場合や、草を食べずに嘔吐が続く場合は受診を検討してください。

Q2. 猫が毎週吐きます。毛玉じゃないのでしょうか?

A. 月1〜2回程度の毛玉嘔吐は正常範囲内ですが、週1回以上吐く場合は慢性胃腸炎・食物アレルギー・炎症性腸疾患(IBD)などが疑われます。一度獣医師に相談することをおすすめします。

Q3. 嘔吐した後、いつから食事を与えていいですか?

A. 最後に吐いてから2〜3時間は絶食・絶水が基本です。その後に少量の水を与えて問題なければ、6〜12時間後から消化のよい食事を少量ずつ再開します。12時間以上食欲がない場合は受診してください。

Q4. 嘔吐と逆流(吐き戻し)の違いは何ですか?

A. 嘔吐は胃の内容物を腹圧をかけて吐き出すもの(えづき・体の緊張がある)、逆流は食道から受動的に食べ物が戻るもの(えづきなし・食後すぐ・形がほぼそのまま)です。逆流の場合は食道や咽頭の疾患が疑われるため、獣医師に相談してください。

Q5. 子犬・子猫が嘔吐した場合、判断基準は成犬・成猫と違いますか?

A. 生後6ヶ月未満の子犬・子猫は免疫が未熟で脱水に陥りやすいため、判断基準はより厳しく見る必要があります。1〜2回の嘔吐でも、食欲・元気がない場合は当日中に受診してください。


PETTASで「嘔吐記録」を仕組み化する

「病院で『いつから吐き始めましたか?』と聞かれても正確に思い出せない」——そういう経験、ありませんか?

ペット健康管理アプリPETTASを開発する中で、飼い主さんから一番多かった声のひとつが「症状の記録が続かない」でした。だから、PETTASでは健康記録タイムライン機能で嘔吐・食欲・元気度などをワンタップで記録できるようにしています。

記録が蓄積されると「1ヶ月で何回吐いたか」「何を食べた後に多いか」がグラフで見えてくるので、受診時に獣医師にそのまま見せることができます。家族で共有できるので、「誰かが見たとき」に記録が残らない問題も解決できます。

嘔吐の記録を始めるなら → PETTAS公式サイト

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