
夏でもできる犬のしつけ5ステップ|熱中症リスクを避けて効率よく教える方法
PETTAS 編集部
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「暑くて散歩もトレーニングもできない」と諦めていませんか?犬のしつけは夏こそ室内で集中できます。熱中症を防ぎながら5ステップで基本を習得する方法をわかりやすく解説。今すぐチェック。
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最終更新: 2026-07-02
「暑くて外に出られないから、しつけも後回しにしてしまっている…」そんな飼い主さん、実はとても多いんです。でもここで少し視点を変えてみてください。夏の室内は、犬のしつけにとってベストシーズンかもしれません。
日本獣医師会によると、犬は気温25℃・湿度60%を超えると体温調節が難しくなり、アスファルト面の温度は気温より10〜15℃高くなることもあります。つまり猛暑日の日中に屋外でトレーニングを行うことは、飼い主にとっても犬にとっても熱中症の大きなリスクになります。だからこそ、冷房の効いた室内で短時間・高品質なトレーニングを行うのが、夏のしつけの正解なんですよね。
この記事では、熱中症リスクを回避しながら犬のしつけの基本を習得できる「夏バージョン5ステップ」を具体的な手順・時間・コツとともに解説します。
犬のしつけ、夏に室内でやるべき理由
「しつけは外でやるもの」というイメージがありますよね。ところが行動学的には、まず刺激の少ない環境で教えてから、徐々に外の環境に移行するのが正しい順序なんです。
夏の室内トレーニングには以下のメリットがあります。
- 集中できる環境:外の匂いや音に気を取られず、飼い主との関係に集中できる
- 熱中症ゼロリスク:体温上昇の心配がなく、トレーニングに使えるエネルギーが犬に十分ある
- 繰り返し練習できる:1回3〜5分の短いセッションを1日3〜4回組みやすい
逆に言うと、炎天下の屋外でしつけをしようとすると犬の集中力が落ち、失敗体験が積み重なって逆効果になることもあるので注意が必要です。
犬のしつけ基本5ステップ|夏の室内バージョン
ステップ1:「名前を呼んだら見る」(生後8週〜)
目安時間:1回3分、1日3回、2〜3日で定着
まずは名前を呼んだら飼い主の目を見る「アイコンタクト」を教えます。これがすべてのしつけの土台です。
- 室内の静かな場所に犬と座る
- 犬の名前を呼んで、目が合った瞬間すぐにおやつを1粒あげる
- これを10回繰り返す(1セット)
ポイント:おやつは「あげるか迷う間」があると犬が混乱します。「目が合った0.5秒以内」に渡すのが鉄則。タイミングがずれると「何に対してご褒美をもらったのかわからない」状態になります。
ステップ2:「おすわり」(生後8週〜)
目安時間:1回5分、1日2回、3〜5日で定着
- おやつを手に持ち、犬の鼻先に近づける
- そのまま手を犬の頭上後方にゆっくり動かす(犬が自然にお尻を下げる)
- お尻が床についた瞬間「すわった!」と言っておやつを渡す
飼い主がやりがちな間違い:「おすわり!おすわり!おすわり!」と何度も繰り返す人が多いですが、これは逆効果です。コマンドは1回だけ。反応しなければ、体を誘導してサポートしてあげましょう。
ステップ3:「まて」(生後10週〜)
目安時間:1回5分、1日2回、1週間で定着
「おすわり」ができたら「まて」を追加します。最初は1秒待てたらOK。徐々に3秒→5秒→10秒と伸ばしていきます。
- 「すわり」をさせてから手のひらを犬の正面に向けて「まて」と言う
- 1秒後におやつをあげる
- 成功したら少しずつ待たせる時間を延ばす
ステップ4:「こい(呼び戻し)」(生後12週〜)
目安時間:1回5分、1日2〜3回、2週間で継続練習
呼び戻しは命を守るコマンドです。夏の屋外に出たときに脱走・迷子を防ぐためにも、室内で徹底的に練習しておきましょう。
- 犬から2〜3m離れて名前を呼ぶ
- 来たら最大限に褒めておやつを渡す
- 「来たら必ずいいことがある」という経験を積み重ねる
見落としやすいサイン:呼び戻しの練習中に叱ったり、呼んだ後に爪切りやシャンプーを行うと「呼ばれると嫌なことが起きる」と学習します。呼び戻しの後に嫌なことをするのは厳禁です。
ステップ5:「ふせ」(生後12週〜)
目安時間:1回5分、1日2回、1〜2週間で定着
- 「おすわり」をさせてからおやつを床に向けてゆっくり下げる
- 犬が前足を伸ばしてふせの体勢に入ったらおやつを渡す
- 最初は床に手をついた瞬間でOK
ふせが安定すると、動物病院での診察時や来客時など、落ち着かせたい場面で大活躍します。
夏のトレーニングで絶対に守りたい熱中症対策チェックリスト
室内でも油断は禁物です。エアコンなし・換気不足の環境では犬が熱中症になることがあります。
- エアコンを使用し、室温を26℃以下に保つ
- トレーニング前後に水分補給をさせる
- 1セッションは最大10分以内に抑える
- 犬がハアハアしてきたら即休憩させる
- トレーニングは食後1時間以上空けて行う
- 日中の屋外トレーニングは朝6時前か夜7時以降に限定する
- アスファルトの地面温度を手で5秒確認してから外に出る
獣医師に相談すべきタイミング:トレーニング中に突然ぐったりする、よだれが大量に出る、嘔吐・下痢がある場合は熱中症の疑いがあります。すぐに涼しい場所へ移動し、動物病院に連絡してください。
おすすめアイテム|夏のしつけトレーニングに役立つグッズ
トレーニングにはおやつのタイミングが命。小粒で素早く渡せるトレーニングトリーツと、屋外練習の際の水分補給グッズを揃えておくと安心です。
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さらに屋外に出るときは熱中症対策グッズも忘れずに。
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子犬のしつけ、夏に始めるときの注意点
生後3〜12週は「社会化期」と呼ばれ、様々な環境・音・人に慣れさせる最重要期間です。しかし夏生まれの子犬は、この時期に外出制限(ワクチン未完了)+猛暑が重なるという二重のハードルがあります。
室内での社会化ステップ:
- 掃除機・ドライヤー・テレビの音を少しずつ聞かせる
- 複数の人に触ってもらい「人間は安全」と学習させる
- キャリーやクレートに慣れさせておく(動物病院・避難時に必須)
ワクチン接種後(通常生後16週前後)になったら、朝夕の涼しい時間帯に短時間の屋外慣れを始めましょう。
今日からできるアクション
- 今日の夜、名前呼びを10回練習する:おやつを準備して、テレビを消した静かな室内で3分間だけやってみましょう。これだけでも犬との信頼関係は確実に深まります。
- 室温を測って確認する:夏のトレーニングは室温26℃以下が目安。エアコンのタイマー設定を確認しましょう。
- おやつの量を計算する:1日のトレーニングで使うおやつは、1日のカロリー摂取量の10%以内が目安です。フードを少し減らすか、カロリーの低いトリーツを選びましょう。
よくある質問
Q1. 犬のしつけはいつから始めるべきですか?
A. 生後8週(2ヶ月)から始めることができます。名前を覚えさせる、アイコンタクトを取るといった基本から始めましょう。脳の可塑性が高い生後3〜16週の間に良い体験を積み重ねることが、その後の行動に大きく影響します。
Q2. 犬が言うことを聞かないのはなぜですか?
A. 多くの場合、「コマンドを出すタイミング」か「ご褒美を渡すタイミング」がずれています。犬は「今この瞬間」に何が起きているかで学習するため、正しい行動の0.5〜1秒以内にご褒美を渡すことが重要です。また、空腹でない状態や疲れているときはモチベーションが下がりやすいです。
Q3. 夏の散歩トレーニングは何時に行えばいいですか?
A. 気温が30℃を超える7月〜8月は、朝6時前か夜20時以降を目安にしてください。アスファルトの表面温度は気温より10〜15℃高くなるため、手で5秒触れて熱くなければ歩かせるという確認が安全です。
Q4. トレーニングに使うおやつの量はどれくらいが適切ですか?
A. 1日に使うトレーニングトリーツは、その犬の1日のカロリー必要量の10%以内が目安です。体重5kgの成犬であれば1日約400〜450kcalが目安となり、40〜45kcal分のおやつが上限です。使った分はフードを減らして調整しましょう。
Q5. しつけ教室は夏も通えますか?費用はどれくらいですか?
A. 室内型のしつけ教室であれば夏でも通えます。費用は1回3,000〜8,000円程度、グループレッスンは月4回で1万〜2万円程度が一般的です。子犬の場合は生後4ヶ月以降(ワクチン完了後)からグループクラスに参加できる教室が多いです。
記録しながらしつけを進める仕組みを作る
しつけって「毎日続けること」が一番むずかしいんですよね。「昨日は何のステップをやったっけ?」「今日はおやつを何回渡した?」と曖昧になってしまうこと、ありませんか?
ペット健康管理アプリ PETTAS では、しつけの進捗記録・投薬リマインダー・フィラリア予防のスケジュール管理・家族との共有など、「忘れない仕組み」をまとめて作ることができます。夏のフィラリア予防と並行してしつけの記録もつけておくと、かかりつけ医への共有もスムーズになります。
記録を始めるなら → PETTAS 公式サイト
参考文献
- 日本獣医師会(公益社団法人) — ペットの熱中症予防・基本的健康管理に関する公式情報
- 環境省「動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針」 — ペットの適正飼養・しつけに関する国の指針
- 農林水産省「動物由来感染症」 — 夏季に多いペット関連感染症の基礎知識
- American Veterinary Society of Animal Behavior (AVSAB) - Puppy Socialization Position Statement — 子犬の社会化と早期トレーニング開始を推奨する行動学的根拠
- Merck Veterinary Manual - Dog Behavior and Training — 正の強化法に基づくトレーニング手法の科学的解説
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