
梅雨の耳トラブル急増!犬猫の耳掃除の正しいやり方と頻度【2026年版】
PETTAS 編集部
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梅雨になると犬猫の外耳炎が急増します。正しい耳掃除の頻度・手順・やってはいけないNGを獣医学的根拠で解説。「においが気になる」「頭を振る」サインの見分け方も。今すぐチェック!
目次(10)
最終更新: 2026-06-29
梅雨になると、愛犬・愛猫が頭をブンブン振ったり、耳をしきりに掻いたりしていませんか?実は、外耳炎の発症率は梅雨〜夏にかけてピークを迎えることが知られており、日本獣医師会の調査でも「皮膚・耳のトラブル」は動物病院への来院理由の上位を占め続けています。湿気が多いこの季節は、耳の中も蒸れやすく、細菌や真菌(マラセチア)が爆発的に増殖しやすい環境になっています。この記事では、犬猫の耳掃除の正しいやり方・適切な頻度・やってはいけないNG行為を、具体的な手順とともに解説します。
なぜ梅雨に耳トラブルが急増するのか
耳の中は元々「湿気がこもりやすい」構造になっています。犬の外耳道はL字型に曲がっているため、通気性が低く、雨で体が濡れたまま放置したり、シャンプー後に耳の中をしっかり乾燥させなかったりすると、短時間で湿った環境が完成してしまいます。
梅雨の時期は気温も上昇し始めているため、細菌(ブドウ球菌・緑膿菌など)や酵母菌の一種であるマラセチアにとって、まさに「好条件」が揃ってしまうんですよね。
特に注意したいのがこんなケース:
- 垂れ耳(フロッピーイヤー)の犬種——耳介が外耳道を覆うため通気が悪い
- 耳の中の毛が多い犬猫——毛が湿気を吸収して蒸れる
- アレルギー体質のペット——皮膚バリアが弱く細菌が定着しやすい
- 水遊びや雨の散歩が多い時期——入水による持続的な湿潤
「外耳炎は繰り返しやすい」とよく言われますが、それは湿気+構造的な問題という根本原因が梅雨を通じて続くからです。
犬猫の耳掃除:正しい頻度とタイミング
「毎日やった方がいいの?」とよく聞かれますが、やりすぎはかえって逆効果です。耳の中には自浄作用があり、必要な皮脂や少量の耳垢は外耳道を保護する役割を果たしています。過剰な耳掃除は粘膜を傷つけ、逆に炎症や感染を招くことがあります。
推奨頻度の目安:
| ペットのタイプ | 目安の頻度 |
|---|---|
| 立ち耳で健康な犬猫 | 月1〜2回 |
| 垂れ耳・耳の中の毛が多い犬 | 週1回 |
| 過去に外耳炎を繰り返している | 獣医師の指示に従う |
| 梅雨〜夏の時期(全般) | 上記+雨散歩後は必ず確認 |
猫は基本的に自分で耳の中を清潔に保つ能力が高いため、異常がなければ月1回程度の確認で十分です。「猫はケアが少なくていい」と過信して見逃しやすいので、定期確認の習慣だけはつけておきましょう。
ステップ別:正しい耳掃除のやり方
準備するもの:ペット用耳洗浄液(イヤークリーナー)、コットンまたはガーゼ(綿棒は原則不要)
STEP 1:耳の外側から観察する 耳介の内側に赤みや腫れ、黒っぽい耳垢、強い異臭がないか確認します。異常があれば掃除より先に獣医師へ。
STEP 2:イヤークリーナーを適量注入する ノズルを外耳道の入り口に当て、犬は約1〜2ml、猫は0.5〜1ml程度を入れます。奥まで突っ込みすぎないのがポイントです。
STEP 3:耳の根元を10〜15秒やさしくマッサージする 「クチュクチュ」という音がしたらOK。クリーナーが耳垢を浮かせてくれます。
STEP 4:ペットに頭を振らせる 振った後にコットンやガーゼで外側に出てきた汚れをやさしく拭き取ります。
STEP 5:奥は触らない 綿棒で耳道の奥を突くのは厳禁です。耳垢を奥に押し込み、鼓膜を傷つけるリスクがあります。
おすすめアイテム
梅雨の時期の耳ケアに、獣医師・動物病院でも使用されている実績のある耳洗浄液を用意しておくと安心です。
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「飼い主がやりがちなNG」5つ
耳のトラブルは「やりすぎ」「間違った方法」によって悪化することが非常に多いです。以下のチェックリストで確認してください。
- 綿棒で耳道の奥まで掃除していない
- 水や人間用の耳掃除液を使っていない(pH・成分が異なり粘膜を傷める)
- シャンプー後に耳の中をコットンで軽く拭いて乾燥させている
- 耳垢が全くなくなるまで拭き続けていない(やりすぎに注意)
- 「少し赤いけどいつものこと」と放置していない
特に「綿棒を使ってしまう」は最も多い間違いです。耳道は真っ直ぐではなくL字型なので、綿棒では汚れを拭き取れるどころか、奥へ押し込む結果になりやすいんですよね。
こんなサインが出たら獣医師へ:見落としやすい外耳炎のサイン
「ちょっと耳が汚れているだけかな」と様子を見てしまいがちですが、以下のサインが出ている場合は早めに受診してください。外耳炎が慢性化すると、中耳炎・内耳炎へと進行するリスクがあります。
すぐに受診すべきサイン:
- 頭を頻繁に振る(1日に何度も)
- 耳を床や壁にこすりつける
- 耳から甘酸っぱいにおいや異臭がする
- 耳垢が黒・茶色・黄色に変色している
- 耳の周囲の皮膚が赤く腫れている
- 耳に触れると痛がる・鳴く
- 頭を傾けたまま(斜頸)にしている
「なんか最近よく頭を振るなあ」と感じたら、その時点で耳の中を確認してみてください。梅雨の時期は特に週1回の視診習慣をつけておくと安心です。
今日からできる3つのアクション
- 今夜、耳の外観チェックをする — においと色を確認するだけでOK。異臭・黒い耳垢があれば今週中に受診
- 雨の散歩後ルーティンに「耳の水分拭き取り」を追加する — コットンで耳介の内側をやさしく拭くだけ。習慣にすることが大切
- ペット用イヤークリーナーを自宅に常備する — 梅雨〜夏は月2回を目安に実施。垂れ耳の犬は週1回
よくある質問
Q1. 耳掃除はどのくらいの頻度でやればいいですか?
A. 健康な立ち耳の犬猫は月1〜2回が目安です。垂れ耳の犬や梅雨の時期は週1回に増やしましょう。やりすぎると粘膜を傷つけるため、異常がなければ頻度を上げすぎないことも重要です。
Q2. 猫の耳掃除は必要ですか?
A. 猫は自浄能力が高く、健康であれば月1回の確認程度で十分なことが多いです。ただし、黒い耳垢が増えている場合は耳ダニや外耳炎のサインの可能性があるため、その場合は獣医師に相談してください。
Q3. 綿棒を使ってはいけない理由は?
A. 犬猫の外耳道はL字型に曲がっており、綿棒では汚れを奥に押し込んでしまいます。また鼓膜を傷つけるリスクもあります。コットンやガーゼで外側を拭くだけで十分です。
Q4. 外耳炎の治療費はどのくらいかかりますか?
A. 軽症の外耳炎であれば初診+点耳薬で3,000〜6,000円程度が目安です。慢性化・重症化すると検査費用も加わり、1回の通院で10,000円以上になることもあります。定期的な予防ケアの方がコスト的にも有利です。
Q5. 市販のイヤークリーナーと病院処方の洗浄液はどう違いますか?
A. 市販品は予防・日常ケア向けの低刺激処方が多く、病院処方品は感染が疑われる場合に使う抗菌・抗真菌成分が含まれるものもあります。既に炎症が起きている場合は自己判断せず、獣医師の指示のもとで適切な薬を使いましょう。
PETTASで耳ケアのスケジュールを仕組み化する
「先月いつ耳掃除したっけ?」「最近ちょっと耳が赤かったの、もう治ったのかな?」——こういった記録の曖昧さが、外耳炎の見逃しや適切なケアの遅れにつながることがあります。
私がPETTASを開発した理由の一つは、まさにこの「いつやったかわからない問題」を解決したかったからです。耳掃除の記録、気になるサインのメモ、病院受診日と獣医師のコメント——これらを一か所にまとめておくだけで、「あれ、先生なんて言ってたっけ」という不安がなくなります。
家族で飼っている場合も、「誰かやったと思ってた…」を防ぐ共有機能があります。梅雨の時期こそ、記録を習慣にするチャンスです。
👉 耳ケアの記録を始めるなら:PETTAS公式サイト
参考文献
- 日本獣医師会「犬の外耳炎に関する診療指針」 — 外耳炎の原因・治療・再発予防に関する獣医学的見解
- Merck Veterinary Manual: Otitis Externa in Dogs and Cats — 外耳炎の病因・診断・治療に関する国際標準的リファレンス
- AAHA (American Animal Hospital Association) Dermatology Guidelines — 皮膚・耳疾患の予防と治療に関するガイドライン
- 環境省「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」 — ペットの健康管理に関する基本的な飼養基準
- Cornell University College of Veterinary Medicine: Ear Infections in Dogs — コーネル大学獣医学部による外耳炎の解説(一般飼い主向け)
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